60代からの通信戦略:自宅の電話を有料ダイヤルにできたら…?
「ここからは有料になります」。迷惑電話がかかってきたとき、思わずそう言ってやりたくなる衝動に駆られたことはありませんか?残念ながら、一般家庭の電話でこれを実現するのは難しいようです。家にいる時間が長くなると気になる、迷惑電話対策を考えてみます。
基本は「出ない」が賢明な電話対応
私は基本的に電話には出ません。なぜなら、私のような年代にかかってくる電話は、ほとんどが、相手が「何かを売りつけたい」「儲けたい」という思惑が透けて見えるものばかりだからです。本当に必要な用件であれば、留守番電話にメッセージを残してくれるはず。用件を確認して、必要だと判断した場合にのみ折り返す。これが、無駄な時間を使わない賢い電話対応だと考えています。
例外は例えば、大型家電を買って配達があるなど、特定の時間帯に電話がかかってくることがあらかじめ分かっている場合です。それ以外はすべて無視です。
最近は、スマートフォンのショートメッセージでも迷惑なものが増えましたね。電話やショートメッセージは、電話帳に登録されていない番号からの連絡は全部無視しています。読みもしません。
以前、クレジットカードが不正利用されかけたことがありました。その際は、カード会社の判断で支払いが拒否され、私には確認の電話とショートメッセージがありました。同時にメールなど複数の手段で連絡がありました。このような重要な連絡の場合、やはり必ず留守番電話にメッセージを残してくれますから、慌てる必要はありません。
このあたりの話でもし対処方法に不安に思うようでしたら、知らない電話番号からの連絡は一切無視するという方針で大丈夫です。その上で気になることがあれば、家族や知り合い、場合により警察に相談しながら対応しましょう。特殊詐欺は警察も重点的に対応していますから、最寄りの警察・交番に連絡しても邪険にはされないはずです。役場やコンビニの店員に相談でもいいと思います。
詐欺業者に隙を見せないために
このブログなどで年寄りである私が、「留守番電話にメッセージがあれば安心」などと書くと、詐欺業者が「ちゃんとメッセージを残せば騙せるかも」とその隙を狙って偽のメッセージを残すことも考えられます。そこで重要なのは、残されたメッセージの内容を慎重に確認することです。
- 「すぐに対応しないと大変なことになる」、など急かされるような内容ではないか?
- 金銭的な問題の場合、通常なら郵便など書面で連絡が来ることが多いでしょう。電話で来た時点で怪しいです。
- 会社名、部署名、担当者名、連絡先電話番号が明確に述べられているか?
- また、その電話番号をすぐに鵜呑みにしないことです。
メッセージにあった電話番号を安易にかけ直す前に、必ず公式の情報を確認しましょう。例えば、インターネットで企業名を検索し、公式サイトに掲載されている正規の電話番号と照合するのです。
「インターネット検索で出てくるサイトが偽サイトの場合もある」というケースもありますね。検索では公式サイトが上位にヒットすることが多いと思いますが、100%確実とは言えません。確かに、巧妙な偽サイトも存在します。事前に急を要さない落ち着ける状況で、安全な連絡先の確認方法を習慣にしておくと良いでしょう。
また、スマートフォンではURLやメールアドレスのドメインが確認しにくく、不便に感じることも多いです。スマホではなるべく使い慣れたアプリやWebサイトのみを使うようにし、それ以外の、特に重要な確認作業は、なるべくパソコンなどの大画面で行うほうが安全だと私は思います。
自宅の固定電話を有料ダイヤルにできるのか?
さて、迷惑電話の相手にちょっとした仕返しをしてやりたい…そんな思いから、「自宅の固定電話を有料ダイヤルにできたら面白いのに!」と考えたことがあります。通話料以外にも、相手が電話をかけるたびに料金が発生して、私が儲かる仕組みがあれば、愉快ですよね。
昔から、電話すると占い師などに相談できる「情報ダイヤル」のような有料サービスはありました。もし、電話帳にない番号からの通話には「ここからは1分100円の有料通話になります」といった自動応答メッセージが流れるだけでも、面白い撃退法になりそうですが…。
結論から言うと、残念ながら、一般家庭の固定電話を有料ダイヤル(いわゆる「1秒〇円」のような料金が発生する電話番号)に設定することはできません。
そして、自分の安全や平穏な生活を第一に考えるなら、余計な手間をかけたり、逆恨みなど無用なトラブルに巻き込まれたりするリスクは避けるべきでしょう。シンプルに「出ない」「無視する」のが、結局一番の防御策なのかもしれませんね。