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訂正記事:全世界株式インデックスファンドにはREITは含まれています

訂正記事:全世界株式インデックスファンドにはREITは含まれています

いつも拝見しているインデックス投資ブログで「全世界株式インデックスファンドには、REITが1.32%程度含まれている」という情報を読みました。

「株式インデックスなのに、株式ではないREITが入っているの?」という疑問を持っていましたが、この情報が、REITの分類を巡る私自身の迷走に助け舟となり、この点を詳しく調べました。これは比較的マイナーで、アクセスしにくい情報だと感じています。

結論:全世界株式インデックスファンドにはREITは含まれています

最初に結論から申し上げますと、全世界株式インデックスファンドにはREITは含まれているようです。以下のどちらのインデックスにも共通です。 不動産というセクションに分類されて、時価総額ベースで組み入れられています。

  • MSCI ACWI Index
  • FTSE Global All Cap Index

そのため、以下の表の表現のような感じが適切なようです。

インデックス 連動ファンド例 REITの組み入れ 準拠する分類基準
MSCI ACWI Index eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 含まれる(不動産セクターに時価総額ベースで) GICS (Global Industry Classification Standard)
FTSE Global All Cap Index 楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT) 含まれる(不動産セクターに時価総額ベースで) ICB (Industry Classification Benchmark)

AIによる言い訳

この点はAIに聞いても答えが良く変わり、私も混乱していたので、なぜ間違えたのかをAIに質問し、答えてもらいました。(我ながらひどい人間ですね)

現在でも「オルカンにはREITが入っていない」という情報が残っている主な理由は、以下の通りです。

  1. 分類変更の歴史: REITの組み入れは比較的新しい(GICSの不動産セクター独立は2016年)ため、古い慣習や情報が残っていることがあります。
  2. 小型株との混同: オルカン/楽カンが小型株を組み入れていないという情報と混同され、「REITも入っていない」と誤って伝わることがあります。
  3. 現物不動産との区別: REITは現物不動産投資とは異なり、「上場された証券」として扱われます。この区別が曖昧になることで、誤解が生じます。

🔍 REITが株式インデックスに入る理屈(分類の理屈)

さて、ここからはまたAIの力を借りて調べてみました。(我ながらひどい人間ですね)

REIT不動産投資信託)が株式インデックスに組み入れられる最大の理由は、「法的な分類」ではなく、「インデックスが採用する事業分類(GICS/ICB)のルール」に基づいています。 MSCIやFTSEといった主要なインデックス提供会社がREITを組み入れているのは、REITは株式市場で取引され、株式と同じく企業の所有権を証明する証券である」という理屈に基づいているためです。 全世界株式インデックスの目的は、投資家が証券取引としてアクセスできる市場全体を網羅することです。REITを除外すると、世界の金融市場の大きな一部(不動産投資機会)を測定できなくなると、インデックス提供会社は判断しています。

🔹 株式インデックスのポリシー:「事業体」の所有権を測る

全世界株式インデックスの目的は、世界の上場企業の事業活動が生み出す価値を測定することです。REITは、米や小麦といった現物コモディティとは異なり、以下の機能を持つため、企業株式に類似すると見なされます。

  1. 事業活動の存在: REITは、不動産の賃貸、管理といった継続的な事業活動を行い、そこから収益(賃料収入など)を生み出し、投資家に分配します。
  2. 所有権の類似性: 投資家が購入する証券は、この収益を生み出す「事業体」の所有権に極めて近い性質を持ちます。これは、企業の株式が、その事業が生み出す価値の所有権を表すことと同様です。

🔹 GICSとICBREITを「株式セクター」に分類するルール

REITの組み入れは、インデックス提供会社が従う産業分類のルールブックによって決定づけられました。

  • MSCIのGICS (Global Industry Classification Standard):2016年に不動産が「金融セクター」から「不動産セクター(Real Estate Sector)」として独立しました。REITは、このセクターの主要な構成要素として定義されています。
  • FTSE RussellのICB (Industry Classification Benchmark):FTSEのルールブックであるICBでも、REIT「不動産」というセクターに分類され、株式インデックスの測定対象とされています。

つまりREITは法的には株式ではないものの、GICSやICBというルールブックによって「不動産セクターに属する株式(Equity)に準ずる証券」として分類されたため、MSCI ACWIやFTSE GACIに組み入れられるのです。

少しは1次情報も見てみる

これまで、AIに聞いて適当に調べていた面もあります。今回は、少しは1次情報も見てみましょう。しかしスミマセンが、専門家ではないため、ちょっと理解しきれていない部分があります。

MSCIのGICS (Global Industry Classification Standard)

MSCI」の「Global Industry Classification Standard」というのを見ると良いみたいです。また「Global Investable Market Indexes Methodology」には時価総額流動性の基準と共に、GICSに基づいてどのセクターの証券を組み入れるかという全体方針が記載されているそうです(AIによる)

https://www.spglobal.com/spdji/jp/landing/topic/gics/

これを見ると産業分類において「60 不動産」というセクションに分類され、これにはエクイティREIT(E-REIT)が含まれると明記されています。 モーゲージREIT(M-REIT)は「40 金融」に分類されるようです。

また「MSCI ACWI Index Fact Sheet」を検索してみると、「不動産:Real Estate」に「1.78%」を割り当てている資料があります。この「1.78%」に「6010 E-REIT」と「6020 不動産管理・開発(に関する会社の株式)」が含まれるようです。

https://www.msci.com/documents/10199/8d97d244-4685-4200-a24c-3e2942e3adeb

FTSE RussellのICB

https://www.lseg.com/content/dam/ftse-russell/en_us/documents/other/icb-taxonomy-overview-cut-sheet.pdf

こちらも「35 不動産」という産業(Industry)分類の中に「351010 不動産関連の株式」「351020 REIT」というような分類があります。

「vanguard ftse global all cap index fund factsheet」で検索してみると、以下では不動産に「2.5%」を割り当てているとありました。

https://fund-docs.vanguard.com/FTSE_Global_All_Cap_Index_Fund_8618_GBP_EN_UK.pdf

FTSE Global All Cap Indexのほうが、わずかに高い

FTSE Global All Cap Index(2.5%)のほうが、MSCI ACWI(1.78%)よりわずかに高い傾向にあるようです。これは小型株にREITが多く含まれるということでしょうか?

最後に

すみません、以下はかなりいい加減なことを言っています。最初に謝っておきます。

分かっているようで、分かっていない

今回、インデックスに産業分類のルールブックというものがあるということを知り、非常に勉強になりました。

それでも良く分からないこともあります。

  • REITは株式ではないが、株式に準ずるという考えて組み入れられている
    • 分かるような分からないような?
  • 日本最高のお米を生み出す新潟県魚沼市の土地、あるいは観光で人気のある場所やリゾートはインデックスに入っているのか?
    • 入っていないと思いますが、REITが入っているならなぜ農地や観光地は入っていないのかなと思いました
    • インデックスが測定するのは、基本的に上場された証券であり、個人が直接所有する現物不動産や非上場企業は測定対象外です。農地や観光地を生み出す『事業体』が株式として上場され、かつGICS/ICBで分類される場合にのみ組み入れられる、という理屈が根本にあります。
  • 石油や天然ガスのパイプラインのような事業はどういう扱いなのか?その不動産や設備はREITでは扱っていないでしょうか?
    • 石油や天然ガスは、REITとは異なる形でインデックスに組み入れられています。これらの資源の採掘・精製・販売を行う企業は、GICSやICBにおいて「エネルギー・セクター」に分類されます。例えば、エクソンモービルロイヤル・ダッチ・シェルといった企業がこれにあたり、その企業の株式時価総額に応じてインデックスに組み入れられています。全世界株式インデックスには、それらを扱う上場企業を通じて間接的に含まれることになります。REITのような「特定資産を証券化したもの」がセクターとして独立しているのは、現時点では不動産が際立っています。
  • 小型株を含むインデックスはあるけど、個人事業主は含まれるのか
    • 小型株を含むインデックス(例:FTSE Global All Cap)でも、個人事業主は含まれません。インデックスに組み入れられるための絶対条件は、その「事業体」が証券取引所に上場していることです。個人事業主や、上場していない中小企業(プライベート・カンパニー)は、投資家が一般的に証券取引を通じてアクセスできないため、いかなる株式インデックスの測定対象からも外れます。全世界株式インデックスは、あくまで「グローバルな上場株式市場の全体像」を捉えるツールなのです。

経済全体を把握するというのは、とても難しいことですね。