突発性難聴:私のセルフケア備忘録「耳鼻咽喉はつながっている」
※免責事項 この記事の内容は専門家による医学的判断ではありません。医療的な正しさを保証するものではなく、あくまで個人の体験記録です。突発性難聴が疑われる場合は、一刻も早く耳鼻咽喉科を受診し、医師の治療を受けてください。
現在、突発性難聴の治療中です。病院での標準治療(投薬など)以外に、自分なりに「少しでもプラスになれば」と試していることを記録しておきます。
「薬以外に、自分にできることはないか?」と模索している方の参考になれば幸いです。
1. 漢方の服用
- 葛根湯(かっこんとう) 首や肩のコリがひどいため、血行促進を期待して服用しています。耳周りの血流を滞らせないことを常に意識しています。
2. 鼻うがいと「耳管」への考察
今回、特に意識して取り組んでいるのが鼻うがいです。これには「耳管」の仕組みに基づいた仮説を持っています。
- 耳管(じかん)とは? 耳管は、中耳(耳の奥)から鼻の奥(上咽頭)へと通じている管のことです。通常は閉じていますが、飲み込みやあくびの際に開き、耳の中の圧力を調整する役割を持っています。
- 考察:ウイルス侵入と炎症の連鎖 突発性難聴の原因の一つとして「ウイルス感染」説があります。もし、鼻やのどからこの耳管を経由してウイルスが侵入し、耳の奥で炎症が起きているのだとすれば、同様の炎症は鼻やのどにも発生しているはずだと考えています。
- 鼻うがいの目的 耳管の出口(鼻側の開口部)は、鼻の穴の奥、「上咽頭(じょういんとう)」と呼ばれる場所にあります。鼻うがいは、まさにこの「耳と鼻の接点」をダイレクトに洗浄できるため、耳管の通りをスムーズにする物理的なメリットがあると考えています。 鼻水や鼻詰まりを解消し、耳管の出口付近を清潔に保つことは、耳への負担を減らし、回復環境を整える意味で有効ではないかと推測しています。
病院での診察とセルフケアの役割
病院の診察では耳の検査が中心で、鼻やのどの炎症まではあまりチェックされませんでした。現代医学では内耳のダメージを救うことが最優先だからです。
しかし、自分自身の感覚としては鼻の通りが耳の詰まり感に影響している実感があるため、自主的に鼻のケアを強化しています。ウイルスや血流が原因であれば、細菌を叩く「抗生剤」は出番がありません。医師がステロイドに特化した処方をしたのは、寄り道をせず最短ルートで炎症を鎮めるためだと理解しました。
でも、体は全部つながっているもの。医師が内側の炎症を薬で叩いてくれるなら、自分は外側(鼻の環境)を整えて援護射撃をしよう。そんな気持ちで、薬に頼れない「鼻やのどの衛生管理」を鼻うがいで補うようにしています。
鼻うがい、実践での注意点
以前の記事も参考にしてください。
- 頻度 鼻うがいのやりすぎは粘膜を傷める可能性があるため、1日1回程度にとどめ、過度に行わないよう注意しています。
- コツ:「エー」と声を出しながら 鼻うがいをする時は、「エー」と声を出しながら流し込むのがポイントです。こうすることで喉の奥が閉じ、洗浄液が耳管に逆流して中耳炎になるリスクを減らせます。
- コツ:鼻をかむ時の注意点 耳管は鼻とつながっているため、鼻を強くかみすぎると、鼻の中の細菌やウイルスを耳管を通して「耳の方へ押し込んでしまう」リスクがあります。鼻うがいの後や、鼻が詰まっている時は、片方ずつ優しくかむことを鉄則にしています。
3. 「温め」による血流改善
突発性難聴において血行不良は大敵と考え、とにかく耳、首、肩を冷やさないよう徹底しています。
- 防寒アイテムの活用 室内外を問わずニット帽を被り、タートルネックやネックウォーマーで首元を常に保護しています。
- 耳管への直接的な温め 耳に圧迫感や、耳の詰まった感じ(耳閉感)を感じた時は、蒸しタオルなどの温かいタオルで耳の中まで熱を伝えるように温めています。 ※あまり奥までやりすぎないよう、優しく周囲から温めるのがポイントです。
まとめ
突発性難聴は、薬物による早期治療とあわせて「心身をリラックスさせ、血流、代謝を良くすること」が大切だと考えています。
私がこれら「素人療法」を試しているのは、あくまで「病院での治療が大前提」の上でのことです。安静第一の期間中、何もしない不安を解消し、少しでも体をリラックスさせるための補完手段として役立ってくれています。
一方で、現状まだ私の左耳の聞こえは改善していませんし、たとえ効果が出たとしても、統計学的に「個体数1」では確実なことは何も言えません。
しかし現代医療が完ぺきということもないですし、精神的にもなにか自分なりの工夫があったほうが、前向きに治療に取り組むことができます。
同じ症状で悩む方の、一つの参考になれば幸いです。