drambuieの日記

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インデックスファンドダービー、水無月の結果!

インデックスファンドダービー、水無月の結果!

前回皐月の記事:

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eMAXIS Slimシリーズを中心とした各種インデックスファンドを毎月100円購入する、インデックスファンドダービー。 退屈なインデックス投資の手慰み(てなぐさみ)です。

  • eMAXIS Slimシリーズを中心としたインデックスファンドを毎月100円購入して競争してもらいます。
  • オルカンは諸事情で除外します(ポイント投資の投入先のためと、自分のメイン投資先で値動きは別にみているため)
  • 毎日100円投資するため、買い付け日はばらけます。公平な比較ではありません。
  • 期間は今年、5月から12月までを想定
  • 日本株式インデックスファンド(3本)だけは1月からやっています。

※今月から「eMAXISプラス コモディティインデックス」を追加しました。

馬場の状況

  • AI・半導体の超高速馬場: 米エヌビディアを中心にAI・半導体関連銘柄が市場の主導権を握り続け、国内外の株式市場をハイペースで牽引。
  • 円安ターボがさらに加速: 5月の1ドル=150円台後半から、6月はついに160円の大台をうかがう水準まで円安が一段と進行。海外資産の評価額を強引に押し上げる「超高速の追い風」がさらに強まる。
  • 米中東の電撃和平(リスクオンの嵐): 6月中旬、米国とイランの間で戦闘終結の覚書(MOU)が交わされ、地政学リスクが急速に後退。市場は一気にお祭り騒ぎのリスクオンへシフト。
  • 日銀の電撃ムチ(国内利上げ): 6月中旬の金融政策決定会合にて、日銀が政策金利を1.0%程度へ引き上げ、国債買い入れの減額計画も決定。国内金利の上昇により、国内債券や国内リートにとっては足を取られる「重馬場」が決定づけられる展開に。
  • 総じて「歴史的ドラマが交錯する超高速馬場」: 国内金利の上昇という障害を横目に、米中東和平と加速した為替ターボの恩恵を受けた海外株式資産が、一気にタイムを縮める派手な展開。

日本株式インデックスファンド(3本)の状況

ファンド名 時価評価額 評価損益 トータルリターン
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) 751円 +25.12 % +151円
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) 666円 +11.01 % +66円
eMAXIS Slim 国内株式(読売333) 663円 +10.43 % +63円

相変わらず、日経平均とTOPIXの乖離が気になりますね。

その他のインデックスファンドの状況

その他は一斉にどうぞ

ファンド名 時価評価額 評価損益 トータルリターン
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) 213円 +6.65 % +13円
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス 212円 +5.80 % +12円
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 209円 +4.38 % +9円
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス(除く日本) 208円 +3.79 % +8円
iFree 新興国債券インデックス 207円 +3.45 % +7円
eMAXIS Slim 全米株式 207円 +3.25 % +7円
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 205円 +2.48 % +5円
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス(除く日本) 203円 +1.45 % +3円
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス(除く日本) 202円 +1.02 % +2円
My SMT 国内債券インデックス(ノーロード) 199円 -0.49 % -1円
eMAXIS Slim 国内リートインデックス 196円 -1.87 % -4円
eMAXISプラス コモディティインデックス 98円 -2.25 % -2円
楽天・ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし) 193円 -3.64 % -7円

AIによる実況解説

「さあ、水無月の歴史的激動を経て、第2コーナーを回ってまいりました『インデックスファンドダービー』!相場環境の劇的な変化によって、各馬の脚色がガラリと変わってきました!

まずは1月から先行している日本株勢。半導体ブームを背負った日経平均が驚異の+25.12%という、他馬を寄せ付けない圧倒的な大逃げを打っています!これをTOPIX読売333が+10%超の素晴らしい走りで追っていますが、前を行く日経平均のスピードが勝り、その差はジリジリと開く一方です!

接着大混戦、5月スタート集団(毎月100円の若駒たち)のトップ争いが熱い! 先頭をキープするのは全世界株式(3地域均等型)で+6.65%。しかし、背後から猛烈な勢いで新興国株式が+5.80%と鋭い伸び脚を見せ、首位の座に肉薄しています。

ここで注目すべきは、先月までゲート内で眠っていた大本命米国株式(S&P500)です!中東での米イラン戦闘終結合意のニュースが飛び込んでくるやいなや、市場はお祭り騒ぎのリスクオン!この和平報道を最大の追い風にして、最高値圏へ向けて一気に急騰!+4.38%まで位置を上げてきました!先進国株式(除く日本)全米株式もこれにピタリと追従し、米国・先進国勢が先頭集団を猛追しています。

中団グループでは、新興国債券や8資産均等型が手堅くプラス圏をキープ。荒れ馬場の中でも大崩れしない安定感を見せています。

一方、明暗がハッキリ分かれたのが後方集団です。 日銀の電撃的な利上げムチが響き、国内金利が上昇!この重馬場に足を取られた国内債券はマイナス0.49%へ、国内リートもマイナス1.87%と苦しい走りが続いています。今月新参戦のコモディティインデックスもマイナス2.25%とほろ苦いデビュー。

アメリカとイランの正式合意によって『有事の安全資産』としての梯子を急激に外されたのが金(ゴールド)です!原油の急落とともに一気に下落し、マイナス3.64%と、まさかの最下位パドックへ転落してしまいました!

和平の恩恵で海外株が爆上げする一方、梯子を外されたゴールドと利上げに泣く国内資産。しかし、合意直後に実務者協議が延期されるなど、馬場はまだまだ『一寸先は闇』のハラハラ状態!果たして来月、この波乱のレースはどう動くのか!? 次回のレポートをお楽しみに!」

S&P500と全米株式の違い

……さて、今回の成績表を見ていて、米国株を対象とした2つのファンド「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「eMAXIS Slim 全米株式」の間に、わずかながら成績の乖離(S&P500が+4.38%、全米株式が+3.25%)があることに気づいた方もいるかもしれません。

日経平均とTOPIXほどの乖離ではないですが、その理由は、この2つのインデックスがカバーしている「範囲」によるようです。

  • S&P500 米国を代表する厳選された主要500社。主に「大型株のみ」で構成されています。市場全体の約80%をカバー。
  • MSCI USAインデックス(eMAXIS Slim 全米株式) 米国市場の「大型株+中型株」で構成され、市場全体の約85%(約630銘柄)をカバーしています。小型株は含まないため、実質的な値動きはS&P500にかなり近くなります。
  • CRSP USトータル・マーケット(※参考:楽天全米株やSBI全米株など) 米国市場の「大型+中型+小型株」のすべて、約4,000銘柄を丸ごと買い付け、市場のほぼ100%をカバーします。

今回、S&P500が全米株式を一歩リードした背景には、現在の相場の特徴があります。

今は「マグニフィセント7」に代表されるような、一握りの超巨大ハイテク株だけが爆発的に上がる相場です。 そうなると、そうした超大型株の比率が100%濃縮されているS&P500のスピードが勝り、中型株も巻き込んでいる全米株式は、その中型株が少し足を引っ張る形になるようです。

新興国株式が調子がいいのも「AI・半導体ブーム」の恩恵が東アジアに直撃しているため?

また今回の成績表でもう一つ注目したいのが、+5.80%で2位に猛追している「新興国株式」の好調さです。長らく米国株一強の影に隠れていましたが、ここへきて明らかな潮目の変化が見られます。

実は、新興国株式がこれほど調子がいい最大の理由は、まさに「AI・半導体ブーム」の恩恵が東アジアに直撃しているからに他なりません。

新興国株インデックス(MSCIエマージング・マーケット)の構成比率を見ると、その上位を占めているのは実は台湾韓国です。 台湾のTSMCや、韓国のサムスン、SKハイニックスといった企業は、世界中のAIや高性能コンピューティングに必要な半導体やメモリの供給をほぼ牛耳っています。

つまり、米国のエヌビディアなどが買われる「AI相場」の恩恵を、そのインフラを実際に製造している東アジアの新興国企業がダイレクトに受け取っているため、企業業績が急拡大して株価を押し上げているのです。

これに加えて、以下のサポート要因も新興国株の追い風になっています。

  • 米ドル高の修正(利下げ観測): 米国の利下げ局面に伴いドル高が緩むことで、ドル建て債務を抱える新興国の財政負担が軽減され、自国での利下げ(金融緩和)もしやすくなっています。
  • 「米国一強」からの分散先: 割高感の強まったS&P500から、米国株に比べて40%近く割安(ディスカウント)な水準に放置されていた新興国株へ、世界的なマネーの引っ越しが起きています。
  • 中国依存からの脱却: 圧倒的な人口ボーナスと内需を誇るインドや、サプライチェーン再構築の恩恵を受けるメキシコなど、「中国以外の新興国(EM ex-China)」の成長力がインデックス全体を底上げしています。

今月は、全世界株式(3地域均等型)が優勝!

全世界株式(3地域均等型)は、先進国株式、日本株式、新興国株式を約33%ずつ保有するというインデックス ファンドです。

5月スタート組のなかで、今月見事にトップに輝いたのがこのファンド。この好調の裏には、先述した新興国株式(台湾、韓国)の急伸に加え、1月スタート組を見ても明らかな「日本株式」の絶好調があります。

オルカンのように時価総額に比例させると米国株(先進国株)の比率が6〜7割を占めることになりますが、この3地域均等型は良くも悪くも「日本」と「新興国」にそれぞれ3分の1ずつ、しっかりと網を張っています。 今月のように「米国一強相場から、その恩恵を土台で支える東アジア(日本・台湾・韓国)へマネーが波及した局面」においては、この均等配分が見事なカウンターとして機能し、本命のS&P500を抑え込んで勝利を掴み取った形と言えそうです。

🧐 今月のまとめ

直近で全米株式がS&P500に対して見せている小さな乖離に呼応するかのような、東アジアの躍進は、投資家が「一部の巨頭だけに頼る相場は危ういな」と感じて、より広く分散された網に資金を少しずつ戻し始めているサインとも言えます。

日本国内に目を向ければ、外需ハイテクに資金が集中する裏で、地味な内需株が置いてけぼりを食らうなど、まだまだ歪みの大きい相場環境です。

果たして来月、この波乱のレースはどう動くのか!? 次回のレポートをお楽しみに!