2TBのハードディスクが2台同時に故障!アクセス頻度が違っても寿命は同じ?
フルタワーのデスクトップパソコンに2TBのハードディスクを二つ入れていたのですが、同時期に故障しました。
現時点では、まったく読めないわけではないですが、時々、ディスクアクセスがフリーズして、しばらく応答がなくなります。完全に沈黙する一歩手前、という不穏な挙動です。
幸い、C: ドライブのシステム用SSDは生きているので、普段使いはなんとかなりますが、データの保持が不安で夜も10時間しか眠れません。一刻も早いデータ救出が必要です。
2台のアクセス頻度はかなり違ったけど、2台同時に不良に
今回壊れた2台ですが、実は日頃の「働き方」が全く異なっていました。
- 1台目: 通常のデータ保管場所として、日常的にゴリゴリ使っていた。
- 2台目: バックアップ用途として、週に一回だけデータを書き込んでいた。
これだけアクセス頻度が違うのに、牙を剥いた(壊れた)時期がほぼ同時というのが面白いところであり、PCパーツの怖いところです。
HDDが寿命を迎えるトリガーは、読み書きの回数(アクセス頻度)というよりも、電源が入っている「トータルの通電時間」や、同じ環境(ケース内)で同じだけ晒されてきた経年劣化・熱による影響の方が大きいのかもしれません。
ハードディスクのスペック振り返り
ここで、長年働いてくれたハードディスクのスペックを振り返っておきます。
今回悲鳴を上げたのは、東芝(TOSHIBA)製の「DT01ACA200」。デスクトップPC向けの内蔵ハードディスクとしては超定番のモデルです。
- 容量:2TB ぴったり2TBのモデル。私の環境では、OneDriveの同期データなどでほぼ満杯になっている状態でした。
- サイズ:3.5インチ デスクトップパソコン専用の、大きくて分厚い規格です。フルタワーケースの中でどっしりと鎮座していました。
- 回転数:7200 rpm(高速タイプ) HDDの中ではディスクが高速で回転する部類です。データの読み書きが比較的速いメリットの反面、長年使うと発熱やベアリングの摩耗が進みやすいという特性もあります。
- 発売時期:2012年登場 2012年頃から長年売れ続けていた大ベストセラーです。我が家でも本当に長い間、文句も言わずにデータを支え続けてくれました。
我が家でも購入してから6年は経過しています。 一般的なHDDの寿命は「約3〜5年」または「通電1万時間」と言われているので、高速回転モデルでここまで耐えてくれたのは、むしろ大往生と言えます。
最初に動作がおかしくなったのはThunderbird(メール)
思い返せば、最初におかしい動作が出始めたのはメールアプリの「Thunderbird」でした。メールを開いたり受信したりする際、時々不自然にフリーズするようになったのです。
Thunderbirdは、受信ログの更新やインデックスの作成など、「小さなデータを頻繁に書き換える」という挙動を裏で行います。ディスクへの細かな負荷が日常的に高かったため、弱り始めたハードディスクのセクタ(記憶領域)の限界が、最初にここに現れたのかもしれません。
次はUSBのSSDを検討する
さて、問題はこの2TBのデータをどこへ逃がすか、そして今後の運用をどうするかです。
実は、このデスクトップパソコン本体もそろそろ買い替えの時期だと考えています。場所をとるフルタワーを卒業し、次は「ミニPC」に移行するつもりです。
ミニPCにするとなると、当然3.5インチのハードディスクを内蔵することはできません。そこで、今回の2TBの後継・バックアップストレージとしては、USB接続の外付けSSDを導入することに決めました。
将来的にミニPCをディスプレイの裏側にマウントして隠す予定なので、SSDもそこにペタッと貼り付けて隠せるような、薄型・軽量で信頼性の高いカード型SSD(Crucial X6やSamsung T7など)を検討しています。
ただ、問題は「今、SSDの価格が歴史的に高騰している」ということ。 メーカーの減産や円安が重なり、以前に比べると2TBクラスのSSDは驚くほど値上がりしています。正直、買うには一番厳しい時期ではあるのですが、ハードディスクがいつ完全に沈黙するか分からない今の状況では背に腹は代えられません。「大切なデータを守るための保険代」と割り切って、早急にポチる予定です。
外付けSSDって、USBメモリとは何が違う?
「USB端子に挿して使う小さなメモリ」という意味では、外付けSSDも昔ながらのUSBメモリも見た目はそっくりです。しかし、中身の仕組み(コントローラーの賢さやメモリの質)はまったくの別物。今回のように大容量データのバックアップや日常的な同期を行う場合、以下のような決定的な差が出ます。
- 転送スピードが「桁違い」 USBメモリは書類の持ち運びなどを想定しているため低速です。もしUSBメモリで2TBを移そうとすると数日かかりますが、SSDなら数時間でスパッと終わります。
- 「寿命(耐久性)」のレベルが違う USBメモリは簡易的な構造のため、常にデータの書き換えが発生するバックアップ用途で使うと、あっという間に寿命を迎えて壊れます。SSDは「毎日何時間も、数年間酷使される」前提で作られているため、圧倒的にタフで長持ちします。
- パソコンからの「扱われ方」が違う USBメモリは「一時的な持ち運び用(リムーバブル)」と認識されるため、OneDriveの同期先に指定しようとしてもエラーになります。一方、SSDは「追加のハードディスク(ローカル)」として認識されるため、内蔵ストレージと全く同じようにシステムフォルダーの引っ越し先として利用できます。
安さと手軽さのUSBメモリ、速度と信頼性のSSD。今回の2TB救出作戦は、まさに「SSDでなければならない」舞台と言えます。
ハードディスクが完全に沈黙する前に、早急にSSDを手配して引っ越し作業に移りたいと思います。