2TBのUSB外付けSSDを購入:SanDisk SDSSDE61-2T00
長年使ってきた内蔵ハードディスクの挙動がいよいよ怪しくなり、いつ完全に沈黙してもおかしくない緊迫した状況に。急遽、データ救出用として大容量2TBの外付けSSDを購入しました。
選んだのは、クリエイターやカメラマンの間でも定番となっている SanDisk Extreme V2(SDSSDE61-2T00) です。
価格はAmazon等で約78,000円前後。今回は楽天市場のお買い物マラソンをフル活用し、各種エントリーやポイント還元を駆使して実質7万円ほどに抑え込みましたが……。
正直、めちゃくちゃ高い。
実は今年(2026年)の1月頃の相場と比較すると、現在、SSDやメモリといった半導体製品は世界的に猛烈な値上がり(価格高騰)の波に直撃しています。メーカーの戦略的減産や円安、そして何よりAI向けデータセンターによる大容量フラッシュメモリの爆発的な需要の奪い合いが背景にあり、わずか数ヶ月でかなりの価格差がついてしまいました。
「もう少し待てば下がるかも……」という思いが頭をよぎらなかったと言えば嘘になりますが、背に腹は代えられません。財布へのダメージは強烈ですが、これも勉強代と割り切ることにしました。
SanDiskかキオクシアか、携帯性と「未来のロマン」でSanDiskに
実は購入の最終局面まで、国産NANDを採用したキオクシア(KIOXIA)の「EXCERIA PLUS G2」と激しく悩みました。
キオクシアは美しいアルミ筐体を採用しており、熱伝導率が高いため放熱性に優れています。今回の「2TBを一気に書き込む」というハードな初期ミッションにおいて、熱ダレ(サーマルスロットリング)を起こしにくいアルミ製は技術的にも非常に合理的で、価格もキオクシアのほうがやや安い。
そんな中、あえてSanDiskを選んだ理由は「これからのライフスタイルへの投資」というイメージです。
SanDisk Extremeは、IP55の防塵・防滴性能を備え、3mの落下にも耐える強固なシリコンゴムで覆われています。私は将来的に、車中泊をしながら旅をするような使い方を計画しています。 自宅のデスクで静かに佇むキオクシアの機能美も捨てがたかったのですが、車内や屋外という過酷な環境に連れ出す「旅の相棒」としてのタフさ、オレンジ色のカラビナループが映えるデザインにロマンを感じ、SanDiskを選びました。
5年保証という長期サポートも, この7万円という高価な買い物の大きな安心材料になっています。相場がどうあれ、「データが完全にクラッシュして長年の資産が消えるリスク」を回避するための危機管理コストと考えれば、今が最良の買い時だったと納得しています。(しようとしています…)
データ移行の手順を覚え書き(HDDに負荷をかけない救出法)
通常なら「古いHDDから新しいSSDへ丸ごとコピー」と行きたいところですが、今回はHDDのセクターエラー等が疑われるため、読み出しの負荷を極力かけたくありません。
そこで、データが同期されているクラウド(OneDrive)から、新しいSSDへ直接ネットワーク経由で全データをダウンロードする手法をとりました。以下、次回のための備忘録です。
1. OneDriveの「リンクを解除」する
まずは画面右下のタスクバーにあるOneDrive(雲のアイコン)の設定から、現在のアカウントの「このPCのリンク解除」を行います。これで、壊れかけのハードディスクとの同期を安全に切断します(クラウドのデータは消えません)。
2. 再サインインし、保存先に「SSD」を指定する
再びOneDriveにサインインする際、セットアップ画面で必ず「場所の変更」をクリック。新しく接続したSanDisk SSDのドライブを選択し、そこに作った空のフォルダーを指定します。
【ここだけで1週間かかることも】
私のPCでは、指定が終わると、OneDriveが「〇万件の変更を処理しています」という画面のまま、ピタッと動かなくなりました。 ファイル数が多いと、クラウドとローカルの「目録(インデックス)」を整合させるため、裏で猛烈なマッピング処理が走るのが原因です。 タスクマネージャーを見ると、OneDrive関連のプロセスがCPUを使い、メモリを80%程度(20GB以上)も爆食いしながら、ディスクアクセスしているのが確認できます。 ただ放置すればいいかというと話は甘くなく、あまりの負荷に耐えかねて、夜の間にOneDriveのアプリ自体が跡形もなくサイレント強制終了(クラッシュ)していることが頻発しました。 朝起きるとPCの負荷が下がり、タスクバーからOneDriveが「いなくなっている」のです。 その都度、スタートメニューからOneDriveを手動で再起動させると処理が再開するのですが、この「落ちては起こし」を繰り返した結果、私の場合、手順2のインデックス構築を突破するだけで丸1週間を費やすことになりました。根気強くアプリの生存を確認する必要があります。
3. OneDriveの「設定」からファイル オンデマンドをオフにする
裏でのインデックス処理が落ち着いたら、タスクバーのOneDriveアイコンから開いた画面の右上の「設定」(歯車マーク)を開きます。「同期とバックアップ」タブの「詳細設定」を展開すると、「ファイル オンデマンド」の機能を一括で切り替えるスイッチがあります。ここを【オフ】に切り替えることで、全ファイルの実体をローカル(SSD)へ強制的に引きずり下ろす命令を下せます。

【ここからが最終戦】
このスイッチをオフにした瞬間から、いよいよ膨大な実体ファイルのダウンロードという本番が始まります。ネットワークの回線速度やPC、SSDの書き込み能力がフル稼働するフェーズですが、何と言っても「2TB」という超大容量です。当然ながらここからも猛烈に時間がかかり、環境によっては丸一日以上、あるいはそれ以上の時間がかかる一大プロジェクトになります。決して数時間で終わるものではない、という覚悟と時間の確保が必要です。 また、ここでもOneDriveが「いなくなる」場合がありますので、その場合は、再起動が必要です。
4. パソコンの自動スリープは必ず「オフ」に
2TBものダウンロードは、光回線をもってしても丸一日以上かかります。狙い目は周囲のユーザーが寝静まり、回線が最も爆速になる「深夜1:00〜朝7:00」。このゴールデンタイムにPCが勝手に寝てしまわないよう、Windowsの電源設定でスリープを【なし】にしておくのが最大のコツです。
現在はダウンロード中
大金を叩いたSanDiskですが、さっそく夜通しのフル稼働(大容量ダウンロードと書き込み)という初陣を、持ち前のタフさとスピードで涼しい顔をしてこなしてくれています。
手痛い出費ではありましたが、大切な資産(データ)を守り切り、これからの新しい旅の相棒を迎えたと思えば、非常に価値のある投資になりました。(と自己暗示……)

