PEAR Cache

http://pear.php.net/package/Cache/

CacheとCache Liteがある。最初、同じ人が作っているシリーズなのかなと思ったが、Cacheはドイツの人、Cache Liteはフランスの人が作っているみたい。


Cache Lite

  • LGPL
  • キャッシュに格納できるのは文字列が主な対象。
  • 文字列以外はautomaticSerializationという機能を有効にすると、他のデータ型も格納できるが、シリアライズが入るので遅くなる(と書いてある)。
  • Cache_Lite_Functionで関数・メソッドの復帰値をキャッシュすることもできる。
  • キャッシュはファイルにするのが普通の使い方。/tmpなどにキャッシュ。
  • memoryCachingオプションを有効にするとメモリにもキャッシュできるが、キャッシュの有効期限のチェックがない。メモリにキャッシュすると、削除しない限り、ずっとキャッシュされている。
  • ファイルにキャッシュするときにMD5などのハッシュ値を付加し、読み出し時に確認している。
  • キャッシュの有効期限はキャッシュ ファイルのタイムスタンプを利用している。

Cache

  • PHP License
  • キャッシュの対象となることができるのは、
    • DB
    • Functionの復帰値
    • 動的に生成されたGraphics
    • HTTP_Request
    • PHPページのOutput(圧縮してくれるOutputCompressionというのもあり)
  • キャッシュを格納する先にfile, shm(shared memory), db などが選べる。shm は file より遅いと書いてある。
  • fileにキャッシュした場合、キャッシュ データの先頭にキャッシュの有効期限が書いてあるようだ。
  • Cacheの製作者のサイトがドイツ語なので英語の情報を探してみると

Caching PHP Programs with PEAR
http://www.onlamp.com/pub/a/php/2001/10/11/pearcache.html

紹介記事で概要は理解できる。