polite calling

SIPの世界に礼儀正しい呼び出し、失礼でない呼び出しというpolite callingという言葉があるらしい。
SIPというとIP電話やどこでもつながるというユビキタスのようなイメージが浮かぶ。しかし私は基本的には電話は嫌いでメールのほうが好み。またメールも一日3回ぐらいしか読まない。なるべく自分のやりたい時間でメールを読んで返信するようにしている。
これが自分のプレゼンスや状態を把握されて、どこにいても、いつもで電話がかかってくるというようなのは精神的に参るだろう。しかし逆にこの時間帯なら許してもいいということはあると思う。どちらにしろ状況を自分がコントロールできないと感じるなら、苦痛になると思う。
そのためには、ある時点での自分の状態だけでなく、一日なり一週間なりの時間帯での状態変化の流れを知らせるようなことが必要かもしれない。そうすると、この時間帯は会議だから電話できない、でも会議が終わったら、しばらくはボーっとしているだろうから電話してもいいかもしれない。この時間帯には予定はないみたいだけど、きっと集中したい仕事をしているだろうから、電話はやめておこう、など相手の状態を見て最適なタイミングを計ることができるかもしれない。
会社でも秘書がいるような偉い人は電話の取次ぎを秘書を仲介することでコントロールすることができる(朝の30分は社員の誰でも話をしに来ていいというようなことをしている社長もいる)。
また電話することをIMやメールで予約するというのもいいかもしれない。「今電話してもいい?」とまず携帯にメールを送ってから電話をするというマナーを行っている人もいると聞いたこともある。会議と同じように他人に強制的に自分の時間を使われるのだから、会議に時間調整や開催通知が必要なように、電話をかけるのにも事前の時間調整や予告通知があっても良い。