「マスタリングTCP/IP SIP編」

マスタリングTCP/IP SIP編」を読み終えた。

  • 各章が短めで、色々な技術が紹介されている。各章ではあまり突っ込んだ話はない。10分ぐらいのテレビ番組を見ているような感じ。
  • 本のタイトルとはイメージがちょっと合わないかな。
  • 全18章で後半はちょっと退屈だった。

以下メモ。

  • 37p: SIP製品のページの紹介
  • 89p: sipsというのがある。sipsではTLSをサポート。
    • SIPではUDPTCPのサポートが必須。
    • SIPのデフォルト ポート番号はUDP/TCP/SCTPの5060とTLSの5061。
  • サービス作成用のプログラミングの仕様
    • 127p: CPL(Call Processing Language)
    • 132p: SIP CGI
    • 134p: JAIN
  • 191p: 3pcc(第三者呼制御)について説明あり
  • そういえば内線ってピックアップできるけど、SIPだとどうなるんだ?
  • 236p: いつの間にか発生するアドホックな会議について。これって大事かも
    • アドホックな会議にSIP URIを生成する。そして会議の出席者をそこで招待する。つまり社内のどんな会議にもURIを振ることができるようになるということか?会議に一意に識別できるIDを振るっていうのは面白いかも。
  • 260p: SIP URIURIであって、URLではない。それ自体は通信のプロトコルを指定していないから。
  • 327p: 日時を指定した多地点会議サービス
    • スケジュールの予約する。時間が来ると会議が開催される。

SIPで電話といっても1対1とは限らず、1対1と多地点会議の垣根がなくなり、なりゆきで行ったり来たりするようになる。また自然発生的な会議・会話と、スケジュールを明確にした会議の垣根(フォーマルとインフォーマルってやつ?)を越えることも容易になる。
あたりが印象に残った。