エンプラ系→組み込み系
組み込み系の技術者が不足していると喧伝されている。やはり15年?ぐらい前「ソフトウェア危機」と言われてソフトウェア技術者が何万人不足するなどと叫ばれていた。それが記憶にあるので、また同じことの繰り返しかと思ってしまう。
逆にエンプラ系の技術者は余剰気味なのだろうか。こんな開発環境があれば、エンプラ系の技術者を組み込み系へ容易に転換できますよ、などという話を聞くことがある。容易かどうかは別として、技術者自身には結構ストレスだ。
- 今まで学んだことを手放さなければならない。
- 今まで使用し馴染んできた開発環境が後退することを甘受しなければならない。
- 例えばJavaからCとなるとデザインパターンを適用するのも完全にはできないし、オブジェクト指向のきれいなやり方ができない(きれいだと自己満足していただけかもしれないが)。高度というか抽象的なプログラミングはない。フラストレーションがたまる。
「仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法」20pより:
まったく新しいことに対しては、万全の備えは不可能である。自分自身を順応させるしかない。しかし大幅な順応は自尊心の危機をまねく。これは試練であり、私たちは自分の力量を示さねばならない。恐れることなく劇的な変化に立ち向かうには、自己の確信に従う必要がある。−エリック・ホッファー
変わることは苦しいこと。
- ドキュメントの生産物が多く、ソースは類似製品からの流用が多く、バリバリ作るところは少ない。
- 当たり前だがハードの知識が必要。ハードの仕様変更、提供日程に合わせて作成し、なんだかハードの付属物みたい。というか付属物ですね。もちろん製造物でのソフトの重要度の割合は高まっているとは思いますが。
大昔のメインフレームの開発なんかは似たようなものだったんだろうか?