
(箱の大きさが相対的におかしいかも。あと置き方がオセロになってしまった。)
平塚の囲碁最中
平塚に行く機会があり、おみやげに「囲碁最中」を買いました。
囲碁最中とは
平塚市は、昭和の囲碁界を牽引した巨匠・木谷實(きたに みのる)九段が道場を構え、数々のトップ棋士を輩出したことから、「囲碁のまち」として知られています。
そんな街の歴史と文化を象徴する銘菓が、鷺月堂(ろげつどう)の「湘南平塚 囲碁最中」です。
実は、木谷九段は鷺月堂の「酒まんじゅう」を勝負飯としてこよなく愛していたという深い縁があります。そのご縁から、後に市のイベント「囲碁まつり」を記念して、この碁石の形をした最中が誕生したのだそうです。まさに街の囲碁熱が詰まった一品ですね。
白黒の味の違い
見た目はまさに、対局に使う「碁石」そのもの。コロッとした丸いフォルムに、石のラインが型押しされています。この最中、実は白石と黒石で「皮の風味」も「中の餡(あん)」もそれぞれ異なっています。
| 種類 | 皮の色 | 皮の風味 | 中身の餡 |
|---|---|---|---|
| 白石 | 白 | もち米の優しい甘み(低温で白く焼き上げ) | 白いんげん豆:しっとり上品でなめらかな白あん |
| 黒石 | 薄墨色 | 香ばしく芳醇な香り(高温で焼き上げた「焦がし皮」) | 高級小豆:風味豊かでコクのあるつぶあん |
一口サイズながら、それぞれの豆の個性と、焼き加減の異なる皮の香ばしさが絶妙に計算されています。
囲碁のまちの真剣勝負
平塚では、毎年1月にタイトル戦の一つである「女流棋聖戦」三番勝負の第1局が開かれるのが恒例となっています。25年以上も続くこの対局は、今や囲碁界の冬の風物詩です。
かつての「木谷道場」から始まった囲碁の熱量は、今もこうしたタイトル戦や、駅前の商店街を埋め尽くす「1000面打ち大会」として街に息づいています。
「布石」を味わう
囲碁だと先手は黒ですが、この最中は「白」からでもいいかもしれません。
なめらかな白あんから始めて、次に風味豊かな小豆へ……。香ばしい黒は緑茶やコーヒーで、上品な白は紅茶で? 自分なりの「布石」を楽しみながら味わうのが、この最中らしい食し方かもしれません。
平塚を訪れた際は、ぜひこの「甘い一手」をチェックしてみてください。