マキタ・グラウンドトリマアタッチメント(EN424MP):デスクワーク主体の非力庭師(?)が使ってみたリアルな感想
マキタの多機能スプリット草刈機。1つのモーター部で、ヘッジトリマーやチェンソーなど、様々なアタッチメントを付け替えて使えるのが魅力のシステムです。
今回は、地面を這わせるように生えた草を効率よく刈り取るための「グラウンドトリマアタッチメント(EN424MP)」を実際に購入し、我が家の庭で使ってみたリアルなレビューをお届けします。
第一印象は「とにかく重い!」
メーカーのホームページを見ると、このアタッチメント単体の重量は約2.4kg。またセット商品である充電式スプリットグラウンドトリマ MUX18DNを見ると、全体は 5.2kg のようです。
二枚の刃物が左右に往復運動をするという比較的、複雑な機構のためか、持ってみると結構重く感じました。
普段、自宅でデスクワークしかしない私。昔は「普段の仕事じゃ、鉛筆より重いものを持つことがない」なんて自虐交じりに話していましたが、最近はデジタル化が進み、その鉛筆すら持つ機会がなくなってきました。
そんな筋力低下著しい体で、この「マキタの重量級コンボ」を振り回すわけです。初日はがんばって2時間ほど作業しましたが、案の定、翌日は体がバキバキに重かったです。 普段使わない筋肉(特に腕と腰)をダイレクトに刺激してくれます。
肩掛けバンドやタイヤ位置の調整をしっかり行い、できるだけ重さを分散させるのが必須テクニックですね。
庭の草刈りに挑戦:石飛びの少なさは感動モノ
実際に庭の草刈りに使ってみて、驚いたことと妥協したポイントがそれぞれあります。
✅圧倒的に石や土の飛び跳ねが少ない
一般的な回転式のチップソー(丸い刃がブーンと回るタイプ)だと、庭石や地面に当たったときに小石がバチバチと飛んできて恐怖を感じることがあります。最悪の場合、家の窓ガラスを割ったり車を傷つけたりするリスクも。
しかし、このグラウンドトリマは「ハサミ式(往復動)」でザクザクと刈るため、石や土の飛び跳ねが圧倒的に少ないです。住宅地や庭木・障害物の多い家庭の庭でも、安心してキワまで攻められます。
✅手でむしるより、圧倒的に速い(ただし、二人体制がベスト!)
当たり前ですが、しゃがんで手で草をむしる苦行に比べれば、スピードは雲泥の差です。
ただ、実際に使ってみて分かったのですが、この作業は「二人」でやると劇的に速くなります。 一人がグラウンドトリマで「刈る人」、もう一人がその後ろから「刈った草を取り除く人」という分担です。
このアタッチメントはザクザクとスピーディーに刈り進められる反面、刈った草がその場にどんどん溜まっていきます。草が溜まると刃見えにくくなり、次に刈る草に引っかかって作業がしにくくなるのです。刈るそばからクズをササッと取り除いてもらえると、常に視界がクリアでノンストップで進めます。チームワークでの作業がおすすめです。
⚠️仕上がりは「そこそこ」。刈り残しは出る
構造上、地面にペタッと生え落ちているような低い草や、細くしなる草はうまく刃に挟まらず、どうしても刈り残しが出ます。仕上がりを「日本庭園のように完璧にきれいにしたい!」という人には向かないかもしれません。
ただ、「夏の暑い時期に、長時間も外で庭作業なんてやっていられない」というのが本音。熱中症のリスクを冒して手作業するくらいなら、短時間でそこそこきれいになるこのアタッチメントで「充分満足」ということにします。
⚠️家庭用にはちょっとワイドすぎるかも
このアタッチメント、刃の横幅が「33cm」もあります。広範囲を一気にいけるので、広い場所や業務用としては間違いなく大活躍するサイズ感です。
ただ、日本の一般的な家庭の庭で障害物を避けながら使うとなると、この33cmという幅は少々持て余し気味になります。「もう少し幅が狭ければ、もっと小回りが利いて扱いやすいのにな」と感じる場面もありました。家庭用として割り切るなら、ナローサイズ(幅狭モデル)の選択肢も欲しくなるところです。
長く使うためのメンテナンス:使った後のひと手間
道具を長持ちさせるためには、作業後のメンテナンスが欠かせません。このグラウンドトリマは刃物なので、以下の3点に注意が必要です。
- クリーナーでヤニ・渋落とし 草を刈ると、どうしても刃に植物の渋(ヤニ)や汁が付着して固まります。これが切れ味低下の原因になるので、作業後は刃物クリーナーを吹き付けて、汚れを落とします。
- 潤滑油の注油 清掃後は潤滑油を刃の全体に軽く吹き付けてなじませておきます。(取扱説明書では作業時間1時間ごととされています)
- 定期的なグリスアップ 刃物部分(シャーブレード)とシャフトにグリスアップが必要です。まだやっていませんが、私の作業頻度だと年に一回ぐらいで良さそうです。(取扱説明書には部品により、作業時間25時間ごと、あるいは50時間ごととされています。)
まとめ:体力は使うが、夏の庭管理の強い味方
デスクワーク中心の人間には、確かに「重さ」という試練はあります。翌日の筋肉痛は避けられません(笑)。
しかし、「石が飛ばない安全さ」と「手作業とは比べものにならない時短効果」を考えれば、導入した価値は十分にありました。これから本格化する夏の草刈りシーズン、このグラウンドトリマをお供に、無理のない範囲で庭の維持に励みたいと思います。
